カテゴリー別問題の傾向と対策~思考力が必要な問題~

 

<規則性1>

1辺の長さが1cmの正三角形をすきまなく、重ならないように並べて大きな正三角形を作ります。
 

(1)1辺の長さが4cmの正三角形は、1辺が1cmの正三角形を何個使いますか。
(2)1辺の長さが1cm、2cm、3cm、4cm、…の正三角形を、それぞれ第1番目、第2番目、第3番目、第4番目、…の正三角形と呼ぶことにします。このとき次の問いに答えなさい。
 ①第26番目の正三角形は1辺が1cmの正三角形を全部で何個使いますか。
 ②何番目かの正三角形とその次の正三角形の2つを作ったら、両方合わせて1辺が1cmの正三角形を1013個使いました。この2つの正三角形は何番目と何番目ですか。

               (麻布中学校99年第5問)

 

(1)

面積比を使えば簡単ですね。

4×4=16

答えは、16枚です。

 

(2)

(1)と同じ考えでできますね。

26×26=676

答えは、676枚です。

  

①の手前をやってみましょう。

25×25=625

24×24=576

23×23=529

22×22=484

1013=529+484

答えは、22番目と23番目です。

 

 

<推理算1>

あたえられた4個の整数を一回ずつ使って、たし算、ひき算、かけ算、わり算を組み合わせることにより、1から10までの整数をそれぞれ答えにもつ10個の式を考えます。このとき式にカッコ( )を使ってもかまいません。
例えば2、5、6、8では、次のような式が考えられます。

 

1=5+6-2-8

6=(8-2-5)×6

2=(2×8-6)÷5

7=6+8-2-5

3=5+8÷2-6

8=(2+5-6)×8

4=(6-5)×8÷2

9=2+5+8-6

5=2+5+6-8

10=(2+8)×(6-5)

 

 


 

 

 

 

 

 

いま3、4、7、8を使って、1から10までの整数をそれぞれ答えにもつ10個の式を解答用紙に書きなさい。

               (開成中学校04年第1問)

 

 次が解答の一例です。

 

11=(4-3)×(8-7)    

66=7-3+8÷4 

22=(4-3)+(8-7)

77=8-7÷(3+4)

33=8-(3×4-7)

88=3+7-8÷4 

44=7×4-8×3

99=8+7÷(4+3)

55=(3+7)÷(8÷4)

110=(3-7÷4)×8

 

 

 

<推理算2> 

 ヨーグルト1gに牛乳5gを加えると、次に日には新しいヨーグルトが6gできます。毎日こうして作ったヨーグルトの2/3を食べ、残りのヨーグルトにその5倍の牛乳を加えてヨーグルトを作ります。10gのヨーグルトに牛乳を加えてヨーグルトを作り始めました。
 

(1)3日後までに全部で何gのヨーグルトを食べましたか。
(2)作り始めてから5日後には、たくさんできたので、友達に分けてあげました。残りのヨーグルトの2/3を食べてから、今までと同じようにヨーグルトを作ったら、その2日後にできたヨーグルトは1440gでした。友達に何gあげましたか。

               (雙葉中学校03年第4問)

 

(1)

1日後に、60gのヨーグルトができ、40gを食べ、20gを残す。

2日後に、120gのヨーグルトができ、80gを食べ、40gを残す。

3日後に、240gのヨーグルトができ、160gを食べ、80gを残す。

 

したがって、

40+80+160=280

答えは、280gです。

 

(2)

5日後には、

240×2×2=960

960gのヨーグルトができたはずです。

その2日後に1440gできたわけだから、

1440÷2÷2=360

本来なら、5日後に360gのヨーグルトが残ったはずなので、

960-360=600

答えは、600gです。

 

 

<推理算3>

あるお菓子屋さんでは1個120円のお菓子を売っています。6個入りは箱代が80円、9個入りは箱代が100円です。このとき次の問いに答えなさい。
 

(1)6個入りと9個入りの菓子箱はそれぞれ何円ですか。
(2)6個入りと9個入りの菓子箱とばら売りを何個かずつ買ったところ全部で8780円になりました。6個入り、9個入りの菓子箱とばら売りを、それぞれ何個ずつ買いましたか。考えられるすべての場合を答えなさい。ただしばら売りは20個以下とします。解答らんは余分にあります。
(解答欄は5個分あります。)

               (桜蔭中学校04年第3問)

 

(1)

120×6+80=800

120×9+100=1180

答えは、6個入りが800円、9個入りが1180円です。

 

(2)

次のような条件です。

800×○+1180×□+120×△=8780

△は20以下

 

□を基準に考えると、

 

□が1なら、800×○+120×△=7600(○)

□が2なら、800×○+120×△=6420(×)

□が3なら、800×○+120×△=5240(○)

□が4なら、800×○+120×△=4060(×)

□が5なら、800×○+120×△=2880(○)

□が6なら、800×○+120×△=1700(×)

 

答えは、6個入りの菓子箱、9個入りの菓子箱、ばら売りが、

 

(8,1,10)、(4,3,17)、(3,5,4)です。

 

 

<推理算4>

さとみさんが水色のビーズを買いに店に行きました。その店では、どの色のビーズも30個入りの袋と100個入りの袋で売っています。100個入り2袋と30個入り1袋ではビーズの個数が足りないので、30個入りを1袋追加して足りるようにしたときの代金は2240円でした。必要なビーズの個数に足りるように30個入りの袋だけで袋の数をなるべく少なく買うと、代金は2610円になります。
 

(1)さとみさんが必要な水色のビーズの個数は、何個以上何個以下ですか。
(2)水色のビーズの100個入り、30個入り1袋の値段はそれぞれいくらですか。

               (桜蔭中学校05年第2問)

 

(1)

100×2+30=230

答えは、231個以上260個以下です。

 

(2)

30個入りの袋だけで買う場合、8袋か9袋になります。

2610は8で割れないので、9袋のはずです。

2610÷9=290

100個入り2袋と30個入り2袋で2240円なので、

 

(2240-290×2)÷2=830

 

答えは、100個入りが830円、30個入りが290円です。

 

 

<推理算5>

9日間でマフラー、ぼうしを毛糸で編むことにしました。毛糸は足りなくならないように少し多めに買うことにしました。1玉400円の毛糸Aと1玉500円の毛糸Bの両方を買いました。代金はちょうど5000円でした。
マフラーを1本編むのに毛糸Aではちょうど4玉必要で、毛糸Bではちょうど3玉必要です。ぼうしを1つ編むのに毛糸Aではちょうど3玉、毛糸Bではちょうど2玉必要です。
毎日必ず毛糸A、毛糸Bのどちらか1玉分編み、9日後、編みかけのものはないように作っていきました。また、1つの作品は毛糸Aか毛糸Bのどちらか1種類の毛糸で編みました。
 

次の問いに答えなさい。(1)(2)とも考えられる組を解答らんにすべて書きなさい。解答らんは全部使うとは限りません。
(1)毛糸A、毛糸Bをそれぞれ何玉ずつ買いましたか。
(2)このときAで編んだマフラー、Bで編んだマフラー、Aで編んだぼうし、Bで編んだぼうしの個数はそれぞれ何個ずつですか。ただし、マフラーかぼうしのどちらかだけを編んでもよいこととします。

((1)の解答らんは4組分、(2)の解答らんは7組分ありました。)

               (桜蔭中学校06年第4問)

 

(1)

毛糸Aが400円で、毛糸Bが500円なので、

1毛糸A×10+毛糸B×2=5000

1毛糸A×5+毛糸B×6=5000

答えは、毛糸A10玉、毛糸B2玉、もしくは毛糸A5玉、毛糸B6玉です。

 

(2)

マフラーを1本編むのに、毛糸Aではちょうど4玉、毛糸Bではちょうど3玉必要。

ぼうしを1つ編むのに、毛糸Aではちょうど3玉、毛糸Bではちょうど2玉必要。

毎日必ず毛糸A、毛糸Bのどちらか1玉分編み、9日で終えるので、

 

組み合わせは、

3・3・3

4・3・2

のみですね。

 

ぼうしを3つ編むのに毛糸Aで9玉。

ぼうしを2つ編むのに毛糸Aで6玉、マフラーを1本編むのに毛糸Bで3玉。

ぼうしを1つ編むのに毛糸Aで3玉、マフラーを2本編むのに毛糸Bで6玉。

マフラーを1本編むのに毛糸Aで4玉、ぼうしを2つ編むのに毛糸Aで3玉、毛糸Bで2玉。

マフラーを2本編むのに毛糸Aで4玉、毛糸Bで3玉、ぼうしを1つ編むのに毛糸Bで2玉。

 

答えは、

Aで編んだぼうし3個。

Aで編んだぼうし2個、Bで編んだマフラー1個。

Aで編んだぼうし1個、Bで編んだマフラー2個。

Aで編んだマフラー1個、Aで編んだぼうし1個、Bで編んだぼうし1個。

Aで編んだマフラー1個、Bで編んだマフラー1個、Bで編んだぼうし1個。

 

 

<推理算6> 

 一辺が16cmの正方形の折り紙で鶴(つる)を折ります。折り紙の元の大きさで折った鶴をA、元の折り紙を1/4の大きさに切って折った鶴をB、1/16の大きさに切って折った鶴をCとします。つぎの問いに答えなさい。
 

(1)一辺が16cmの折り紙1枚を全部使って10羽の鶴を折りました。B、Cはそれぞれ何羽できましたか。
(2)B10羽とC990羽で合わせて1000羽の鶴を折ります。一辺が16cmの折り紙は最低何枚必要ですか。
(3)一辺が16cmの折り紙130枚を使って鶴を1000羽折りました。このとき、Bの鶴の数はAの鶴の数の5倍ありました。鶴はA、B、Cそれぞれ何羽できましたか。

               (桜蔭中学校01年第4問)

 

(1)

1/4×○+1/16×□=1

○+□=10

 

4×○+□=16

□=10-○

 

3×○=6

○=2

答えは、Bが2羽、Cが8羽。

 

(2)

10÷4=2.5(枚)

990÷16=61.875(枚)

2.5+61.875=64.375

答えは、65枚です。

 

 (3)

C1枚を単位として考えましょう。

16×130=2080

16+4×5=36(A1羽とB5羽)

36×○+□=2080・・・①

6×○+□=1000(鶴の数)

36×○+6×□=6000・・・②

②-①の計算をすると、

5×□=3920

□=784

○=36

 

答えは、Aが36羽、Bが180羽、Cが784羽です。

 

 

<推理算7> 

テーブルに、A、B、C、Dの4人が右の図のようにすわってゲームをしました。赤、緑、黄それぞれ4枚ずつのカードがあります。カードには1から4までの数字が1つずつ書いてあり全部で12種類です。その12枚のカードをよくきって中央にうら返しに重ねて置きました。
A、B、C、Dの順に1枚ずつカードをひいていき、ひいたカードが赤であれば、その数字がひいた人の右どなりの人の得点になります。緑であれば左どなりの人の、黄であればひいた人自身の得点になります。ただし、ひいたカードはもとにもどさないことにします。今、2回まわりました。次の問いに答えなさい。
 

(1)1回まわったときのAの得点は9点、BとDは0点、Cは3点でした。
  ①Cがひいたカードの色と数字は何ですか。
  ②また、BとDのひいたカードの数字は同じでした。Aがひいたカードの色と数字は何ですか。
(2)(1)の後2回目をまわって、Bの得点は6点、Dは5点となりました。2回目にひいたA、B、C、Dのカードの色と数字の組み合わせをすべてあげなさい。

                (桜蔭中学校91年第4問)

 

(1)

BとDが0点だったということは、Cは黄色を引いたはずです。

答えは、黄色の3です。

 

CはBとDから得点をもらっていないし、BとDは0点だったので、

Bは緑を、Dは赤を引いたはずです。

AはCと同じく黄色だったはずで、1か2か4です。

BとDは同じ数なので、

9=偶数+1か2か4

答えは、黄色の1です。

  

(2)

1回目は、Aが黄色の1、Bが緑の4、Cが黄色の3、Dが赤の4です。 

Bの得点は6点、Dは5点ということは、どちらも2回ずつ得点したはずです。

Bは、2点と4点、もしくは3点ずつ。

Dは、1点と4点、もしくは2点と3点。

 

4は黄色しか残っていないので、Dが1点と4点の場合、Bは3点ずつになります。

しかし、黄色の3は使えないので、AとCが3にならざるをえず、そうするとDに1点が入らないのでダメですね。

 

よって、Bに2点と4点入り、Dに2点と3点入ることが確定します。 

Bの黄色の4と、Dの黄色の2が決まるので、答えは、

 

Aが赤の2、Bが黄色の4、Cが赤の3、Dが黄色の2。

Aが緑の3、Bが黄色の4、Cが緑の2、Dが黄色の2。

 

 

<推理算8>

エレベーターが地下1階から1階にあがってきました。1階では1人も降りず、3人乗り、2階では1人降り、誰も乗りませんでした。3階では1人降りましたが何人か乗り、人数が3階についたときの1.5倍になりました。4階では何人か降りましたが4人乗ったので、人数が4階についたときより2割減りました。5階では乗っている人の3分の1が降りただけで、6階では2人が乗っただけでした。7階についたとき乗っていたのは10人です。このとき次の問いに答えなさい。
 

(1)3階では何人乗りましたか。また、4階では何人降りましたか。
(2)地下1階から1階にあがってきたとき、エレベーターに乗っていたのは何人でしたか。

               (桜蔭中学校04年第2問)

 

(1)

7階についた時が10人なので、6階についた時は8人ですね。

5階についた時は、8÷2/3=12

4階についた時は、12÷0.8=15

3階についた時は、15÷1.5=10

15-10+1=6

15-12+4=7

答えは、3階では6人乗り、4階では7人降りた。

 

(2)

2階についた時は、10+1=11

1階についた時は、11-3=8

答えは、8人です。

 

 

<推理算9> 

下の図のように、正方形のカードを4等分した部分に1から順に整数を書いたものをたくさんつくりました。正方形のカードの大きさはすべて同じです。


(1)上の図の向きで、カードを1枚目から順に左から右に並べました。1枚のカードの上段の2つの数の和が、初めて120より大きくなるのは何枚目のカードですか。
(2)カードを1枚目から50枚目まで、このままの向きで順に重ねました。1枚目の数字1と重なっている1をふくめて50個の数の合計を求めなさい。
(3)1枚目のカードを時計の針の回転と反対向きに90°回転して、2枚目のカードの上に重ねます。次に、1枚目と2枚目を重ねたまま時計の針の回転と反対向きに90°回転して、3枚目のカードの上に重ねます。このようにして50枚重ねたとき、数字3と重なっている3をふくめて50個の数の合計を求めなさい。

               (桜蔭中学校09年第4問)

 

(1)

書き出してみましょう。

3、11、19、27、35、・・・・・・

規則が見えましたね。

3+8×15=123 

答えは、16枚目です。

 

(2)

1+5+9+13+17+21+・・・・・・+197 

だから、

(1+197)×50÷2=4950

答えは、4950です。

 

(3)

3+6+9+16+19+22+・・・・・・

(2)の式と比べると、

+2、+1、+-0、+3、+2、+1、・・・・・・

+2、+1、+-0、+3が、1つの周期なので、

6×12+2+1=75 

4950+75=5025 

答えは、5025です。

 

 

<推理算10>

太郎さんと花子さんは右の図のような円板に矢を投げ、当たったところの数字を得点(12点、9点、6点)とするゲームをしました。
 

(1)ゲーム終了後、それぞれの得点を計算しました。はじめ、6に当たった回数をまちがえて太郎さんと花子さんと逆に計算してしまったので、本当は花子さんが12点勝っているのに60点負けているようになってしまいました。6のところに当たった回数はどちらの方が何回多いですか。
(2)二人合わせて、円板に当たった回数は110回で、6のところに当たった回数は12のところに当たった回数の3倍でした。また、二人の得点の合計は894点でした。二人合わせて、12のところには何回当たりましたか。

 

               (女子学院中学校96年第4問)

 

(1)

花子さんが12点勝っているのに60点負けているようになったということは、

72点逆転したわけなので、本来は36点勝っていたはずです。

答えは、花子さんが6回多いです。

  

(2)

9に当たった回数を□、12に当たった回数を○としましょう。 

○×3×6+□×9+○×12=894

○×4+□=110

○×30+□×9=894

○×36+□×9=990

○×6=96

○=16

 

答えは、16回です。


 

<推理算11>

次の[  ]にあてはまる文字や数を入れなさい。
A~Hの8チームが、下のような組み合わせでサッカーの勝ち抜き戦をしました。表は、大会終了後の各チームの得点の合計と失点(対戦相手の得点)の合計を示しています。表の中で、数字がわからなくなってしまった部分は空らんになっています。すべての試合は1点以上の特点差がついて勝敗が決まり、引き分けはありませんでした。


(1)第1回戦で、Aチーム対Bチームの試合に勝ったのは[  ]チームで、Cチーム対Dチームの試合に勝ったのは[  ]チームです。
(2)表の空らんのうち、Eチームの得点の合計は[  ]点で、Hチームの失点の合計は[  ]点です。
(3)決勝戦では、[  ]チームが[  ]チームに勝って優勝しました。 優勝したチームの決勝戦での得点は[  ]点で、失点は[  ]点です。

               (女子学院中学校06年第6問)

 

(1)

Aチームは2失点で得点がないので、

勝ったのは、Bチームです。

Cチームは1得点で、Dチームは6失点なので、2回戦に進んだのはDチームのはずです。

勝ったのは、Dチームです。

 

(2)

Eチームは1失点で、Fチームは5得点なので、2回戦に進んだのはFチームのはずです。

したがって、Eチームの得点は、0点です。

Hチームは2得点で、Gチームは3失点なので、2回戦に進んだのはGチームのはずです。

 

だから、Hチームの失点の合計は、3点です。

  

(3)

Gチームは2回戦で0得点で1失点したはずなので、

Fチームは2回戦で1得点で0失点であり、決勝戦で3得点し4失点したはずです。

さて、

Bチームは2回戦以後に2得点し、Dチームは2回戦以後に5失点しています。

ということは、Dチームが決勝で3失点したことが分かり、

決勝戦では、DチームがFチームに勝って優勝し、優勝したチームの決勝戦での得点は4点で、失点は3点です。

 

 

<推理算12>

次の□にあてはまる数を書き入れなさい。
さいころは向かい合った面の数の和が7になるように作ってあります。
 

(1)3個のさいころを投げたら出た目の数の和が13になりました。うらの面の目の数の和は□です。
(2)3個のさいころを投げたら出た目の数の積が36になりました。うらの面の目の数の積はいくつですか。考えられるすべての場合を書きなさい。

               (女子学院中学校92年第4問)

 

(1)

表と裏の合計が7なので、

7×3-13=8

答えは、8です。

 

(2)

出た目の数の可能性は、

1・6・6

2・3・6

3・3・4

 

よって、裏面は、

6×1×1=6

5×4×1=20

4×4×3=48

 

答えは、6,20,48です。

 

 

<周期算1>

ある店では、開店時より3つの曲を順々に流すことにしています。曲の長さは1曲目は4分、2曲目は4分25秒、3曲目は4分55秒です。曲と曲の間には15秒の休みをいれ、3曲目が終わると、次はまた1曲目から順に流していきます。
 

つぎの問いに答えなさい。
(1)開店して1時間後に何曲目が流れていますか。
(2)ある日、開店して30分後に曲がとまってしまいました。再び曲を流すまでに15分かかり、またその時、3曲目の初めから流れてしまいました。この日、開店してから2時間の間に、2曲目の曲は何回流れましたか。

               (桜蔭中学校02年第3問)

 

(1)

4分+15秒+4分25秒+15秒+4分55秒+15秒=14分5秒

1時間÷14分5秒=4・・・3分40秒

答えは、1曲目です。

 

(2)

30分÷14分5秒=2・・・1分50秒

2曲目の曲は、初めの30分で2回流れています。

45分後からも考えましょう。

45分+4分55秒+15秒=50分10秒

(2時間-50分10秒)÷14分5秒=4・・・13分30秒

4回に加えて、13分30秒の間に2曲目が流れるので、

 

2+4+1=7

 

答えは、7回です。

 
 

<周期算2>

50個の人形を横一列に並べました。これらに飾りをつけることにしました。Aさんは、リボンを左端の1番目から1つおきにつけていきます。Bさんは、帽子を左端から数えて2番目から2つおきにかぶせていきます。Cさんは、花を左端から1番目、2番目、4番目、7番目、11番目、・・・というようにつけていきます。

つぎの問いに答えなさい。
(1)花をつけている人形は何個ありますか。
(2)左端から順に人形を見ていきました。一番初めにリボンと帽子の両方をつけている人形が現れるのは左端から何番目ですか。
(3)リボン、帽子、花の3つをつけている人形は何個ありますか。

               (桜蔭中学校02年第2問)

 

(1)

1,2,4,7,11・・・だから、

1、1+1、1+1+2、1+1+2+3、1+1+2+3+4・・・なので、

1+2+・・・+9+10=55 の公式をつかって、

最後は46番目になるはずなので、

答えは、10個になります。

 

(2)

リボンが、1,3,5,7,9、・・・・・・

帽子が2,5,8,11,14、・・・・・・

答えは、5番目です。

 

(3)

リボンと帽子をつけているのが、

5,11,17,23,29、35、41,47 

花をつけているのが

1,2,4,7,11、16、22、29、38、46

11番目と29番目が重なるので、

 

答えは、2個です。

 

 

<周期算3>

ある花火大会では、A、B、C3種類の花火を打ち上げます。1回目の3種類同時打ち上げは午後7時に行われ、その後はAは6秒ごと、Bは10秒ごと、Cは22秒ごとに打ち上げられます。
 

(1)2回目の3種類同時打ち上げの時刻を求めなさい。(解答欄は、「午後  時  分」です。)
(2)何回目かの3種類同時打ち上げの直後、Cの花火だけが14秒ごとの打ち上げに変わりました。すると21回目の3種類同時打ち上げが、午後8時38分となりました。Cの花火の打ち上げ間隔(かく)が変わった時刻を求めなさい。(解答欄は、「午後  時  分」です。)
(3)(2)で求めた時刻までに打ち上げられたA、B、Cすべての花火のうち、単独で打ち上げられた花火は全部でいくつありますか。

               (桜蔭中学校03年第4問)

 

(1)

6と10と22の最小公倍数を求めましょう。

330なので、

答えは、午後7時5.5分です。

 

(2)

6と10と14の最小公倍数は210なので、3.5分毎ですね。

よって、

5.5×○+3.5×□=98

○+□=20

 

55×○+35×□=980

55×○+55×□=1100

 

□×20=120

 

□=6

 

14×5.5=77

 

答えは、午後8時17分です。

 

(3)

ベン図の発想です。

単独で打ち上げられるのはかぶっていないところですね。

330秒を一区切りとして考えましょう。

6の倍数+10の倍数+22の倍数

-(6と10の公倍数+10と22の公倍数+22と6の公倍数)×2

+6と10と14の公倍数×3

(*3つかぶっている所は3枚重ねて6枚引いたため、3枚重ねる必要がある)

 

よって、

55+33+15-(11+3+5)×2+1×3=68

単独で打ち上げられた花火は5.5分間に68発となり、

77分間には、

77÷5.5×68=952

答えは、952個です。

 

 

<周期算4>

かずおくんのビデオテープレコーダーには60分用テープに60分間の録画ができる機能(標準モード)と、60分用テープに120分間の録画ができる機能(2倍モード)の2つの機能があります。かずおくんは、このビデオテープレコーダーで3つの映像A、B、Cを録画することにしました。A、B、Cの映像の長さはそれぞれ5分10秒、2分56秒、10秒です。
 

このとき、次の問いに答えなさい。
(1)かずおくんは、ある長さのビデオテープにACBCACBC………となるように、AとBの間にかならずCを入れながらA、Bをこの順に交互に標準モードで録画しました。4回目のAの録画を始めたところ、最後まで録画することはできませんでした。このビデオテープに録画できる時間は標準モードで何分何秒より長く何分何秒より短いですか。
(2)次に、かずおくんは60分用のテープにA、Bのみをこの順に交互に録画しました。はじめは標準モードで録画していましたが、何回目かのBから2倍モードで録画したところ、10回目のBが終わったときにビデオテープが標準モードで43秒残りました。2倍モードで録画を始めたのは何回目のBからですか。

               (桜蔭中学校08年第3問)

 

(1)

5・1/6+1/6+2・14/15+1/6=8・13/30

8・13/30×3=25・3/10

25・3/10+5・1/6=30・14/30

答えは、25分18秒より長く30分28秒より短いです。

 

(2)

秒で考えます。 

Aを標準モードで録画した回数を○とします。

310×○+155×(10-○)+176×(○-1)+88×(11-○)=3600-43

155×○+1550+88×○+792=3557

243×○=1215

○=5

 

答えは、5回目のBからです。

 

 

<組み合わせ1>

それぞれの面積が27cm2、9cm2、3cm2、1cm2の4個の円があります。これらの円周が、互(たが)いに触(ふ)れることのないように4個すべて並べ、その並べ方によって、次のような計算を行います。


(1)並べ方によって、計算の結果はどのような値(あたい)をとることができますか。値(あたい)の大きい順にすべて答えなさい。
(2)計算の結果が20になる並べ方を解答用紙の解答欄(らん)にすべてかきなさいただし、円と円が互(たが)いに外側にあるか内側にあるかが同じ並べ方は、1つの並べ方とします。円は大小関係がはっきりわかるようにかいてあれば、コンパスを用いなくても構いません。なお、解答欄(らん)はすべて用いるとは限りません。
((2)の解答欄は、6個ありました。)

               (開成中学校08年第1問)

  

(1)

27+9+3+1=40cm2

27+9+3-1=38cm2

27+9-3+1=34cm2

27+9-3-1=32cm2

27-9+3+1=22cm2

27-9+3-1=20cm2

27-9-3+1=16cm2

27-9-3-1=14cm2

 

(2)

9と1を引く図ですね。

下の4通りです。

 


 

<組み合わせ2> 

次のの中に、1から9までの整数のうちの異なる7つの数を入れます。このとき、縦、横、斜(なな)めに並ぶ3つずつの数の組が5組できます。そのとき、各組の3つの数の和がすべて同じになるようにします。このような数の置き方のうち、中央のに入る数が異なる場合を2通り書きなさい。


               (麻布中学校06年第5問)

 

中央の数が、9や1のような数だと、条件を満たしません。

 

各組の和は中央の数の3倍となり、中央の数は各組の3つの数の平均となるはずです。


そうすると、中央の数として考えられるものは、4、5、6だけになります。

 

中央の数を含む組は3個あるから、中央の数の両側(小さいほうと大きいほう)にそれぞれ3個以上の整数がある必要があるからです。

 

下に解答例を示します。

 

 


 
 
 
 
 

 

 

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